43:メタバース・コンテストの応募作品/2点目

1点目の応募作品をつくり終えようとしている時、一抹の不安が頭をかすめました。
「ちょっとわかりにくいかな・・・」と。
デジタル数字をテーマにして、展示してある数の動物(データ)を配置してある空間は、ことさら難しい見た目ではありません。
しかし、人によっては「何、これ?」と思われてしまうだろうな、と。

そんなことを考えていて、ふと「ロボット、いいんじゃないかな」とひらめきました。
まぁ、ロボットにしたって「何、これ?」と思う方はいらっしゃるでしょうが 😊 『メタバース=SF的』というイメージにしっくりくる感じがしたのです。

そして、応募要項には応募点数の制限は書いてありませんでした。
もし、どちらか1点ということでれば、けっこう悩んだと思いますが、複数点出していいのであれば話は簡単です。
わたしは、さっそくスケッチファブからロボットのデータを探し出し、2点目の応募作品をつくっていきました。
そのスペースはこちらです ▼▼▼

自分で一番気にいっているのは、ここかな。
とても自分一人ではつくれない空間だからです。
配置したのはわたしですが、要素はすべて他の方がつくったものなので、わたしは指揮者のような感じでした。

42:メタバース・コンテストの応募作品/1点目

スペーシャルとスケッチファブの提携を記念して、空間創造のコンテストが開催されることになりました。
募集部門は2種類。
1つは、スケッチファブで無料使用ができる3Dデータだけを使ってスペーシャルの空間をつくる競技です。
もう1つは、自分で3D空間をつくってスケッチファブにアップする競技。
こちらの制作には、ブレンダーなどを使います。

わたしは、まだちょっとブレンダーでガンガン物をつくれるほどではないので、自信を持って応募できる1つ目のコンテストに照準を定めました。
では、テーマは何にするか?

募集開始から締め切りまで2週間しかないので、あまり悠長に考えてはいられません。
使用する3Dデータは後で選ぶとして、大枠のテーマは『デジタル数字の対称性』にしました。
そのテーマに関しては、すでに『デジタル数字美術館』というスペースの制作で、考え方の軸がしっかりしていたからです。
ちなみに、そのスペースはこちら ▼▼▼

なお、上のメタバース空間は<iFrame>というタグで呼び出しています。
サイトに直接メタバースの入口を開けられるのも、すごいことですね。
スペーシャルが、ますます好きになりました。


さて、話がちょっとそれましたが 😊

もともと「同じコンセプトを、もう少し大きな空間で展開してみたい」という気持ちもあったため、コンテストのためにスペースをつくり直すのは『渡りに船』的なところもありました。
ただし、すぐに1つの問題が浮かび上がります。

それは『パーツ不足』でした。
コンテストの規定には「スケッチファブのオブジェクトを使って」とありますが、コンセプト解説の肝になる『回転するデジタル数字』はわたしのオリジナルであり、スケッチファブにはありません。


さて、どうするか・・・


しかし、「やりたい/やれる」と思っていれば、必ず策はあります。
「あぁ〜っ。だったら、自分でそのデータをスケッチファブに上げてしまえばいいんだ」と思い至りました。
その操作のデメリット(と、一旦敢えて呼ぶと)は、『誰でも使えるようになること』です。
その設定にしなければ、コンテストのパーツとして使うことはできません。
が、その展開についてはまったく抵抗ありませんでした。
むしろ、デジタル数字の対称性を楽しむ仲間が増えることは、喜ばしい広がりです。

そうして、わたしは0〜9までの動くデジタル数字をスケッチファブに上げ、それらをガイドラインにして空間を設計しました。
とはいえ、より大きなメタバース空間に展開するには、数字だけではやや寂しい・・・
そこで、『動物』を二次的なテーマに設定しました。
空間にやわらかさを加えられること、種類がたくさんあるだろうという目星が理由です。

その思惑はみごとにはまり、わたしはあまり苦労をすることなく1点目の応募作品をつくることができました。
スッキリとして、わたしらしい雰囲気になったと思います。
そのスペース『デジタル数字の動物園』はこちらです ▼▼▼

41:スペーシャルとスケッチファブの提携

DAOのグループをつくって、積極的な『メタバース・ビジネスの実験』活動に入った矢先、驚くべきニュースが飛び込んできました。
それは、わたしたちが一推ししているメタバースのプラットフォーム/スペーシャルと世界最大の3Dデータマーケット/スケッチファブの提携です。

日本ではほとんど知られていませんが、今や3Dデータはオンラインで普通に売買されていて、スケッチファブは、その最大手。
有料・無料で、本当にたくさんの3Dデータがアップされています。

https://sketchfab.com/feed


そして、両者が提携したことにより、スペーシャルの空間にスケッチファブに掲載されている無料データを、ダイレクトに選んで置けるようになったのです。
これまでは、一旦スケッチファブのサイトから自分のPCにダウンロードして、そのデータをスペーシャルにアップしていました。

これはもう、革命的な便利さです! 😊

そして、この提携を記念して、スケッチファブのデータを使ってスペーシャル空間をつくるコンテストが告知されました。
概要は、以下のとおりです。
※ 英語文 → 日本語の順に掲載します


以下は、ディープルという翻訳システムを使って訳した日本語文です。

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Sketchfabとのパートナーシップ開始を記念して、1つではなく、2つのコンペティションを開催します!

  1. Sketchfabのオブジェクトだけを使って、あなたの夢の空間を装飾してください!
    3D空間でのあなたの延長線上にあるものがどんなものなのか、見てみたい。

✅ Sketchfabのオブジェクトを使って、あなたの夢の空間テンプレートスペース(アゴラ、アリエスなど)を装飾してください。
✅ フォームに投稿し、#SketchYourSpaceのハッシュタグをつけてSpatialリンクをソーシャルでシェアしてください。

賞品:Spatial+1年分、Sketchfab Pro1年分、Spatialがあなたのスペースで公式イベントを開催します!
エントリー期限:2022年11月10日(金)

2.夢の空間をデザインし、BUILDして、Sketchfabにアップロードしてください。3D空間であなたの延長線上にあるものがどのようなものかを見てみたい。

賞品: 賞品:現金5,000米ドル、1週間のSpatialホームページ特集、Spatial+1年分、Sketchfabプレミアム1年分
エントリー期限**:2022年11月17日

✅ お好きなプログラムで夢の空間を構築してください(Spatialの仕様に合っている必要があります)。
✅フォームに投稿し、SketchfabとSpatialのリンクを#SketchYourSpaceのハッシュタグをつけてソーシャルで共有する。

エントリーの提出はこちら: https://bit.ly/dfUfadhF

また、空間とsketchfabのリンクをソーシャルポストでリンクすることを忘れないでください。物理法則に従う必要はありません。皆さんがどのように表現するのか楽しみです。GOOD LUCK!!!

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このコンテストは、いろんな意味で大きなチャンスに思えました。

40:SUSHI DAO 誕生

スペーシャルを広めると共に、メタバースの活用について実験するグループの活動が始まりました。
ただし、運営方式をDAO的にすること以外は、まさに手探り状態です。
まずは、考えなければいけないことをみんなで列挙し、一つづつディスコードとスペーシャルで議論していきました。

中でも、グループの名称は大切な議題でしたね。
いろんな案が出ましたが、最終的にはSUSHI DAO(スシ・ダオ/以下、スシDAOと表記)に決まりました。
誰かが強く推したというよりは、それこそDAO的に自然に決まった感じです。

理由は
・いろんな個性が集まる場にしたい
・スペーシャルのポータル(=リンクボタン)がイクラみたい
・日本のグループだとすぐにわかってもらえる
・回転寿司ギミックはキャッチーでおもしろい

といったところ。


さて、名称が決まれば、続いてロゴの作成です。
グループの中で自分がやれることに手を挙げる形になったので、わたしはロゴ作成に参加しました。
すしの『す』をベースに、みんなを巻き込んでいくイメージでロゴをつくり、名称の『SUSHI DAO』はお鮨の形に。
結果、このアイデアが採用され、あらためてDAOの活動に親しみがわきました。

39:運営会議はメタバースで

小野晴世さんに声をかけてもらった7人が集まり、スペーシャル/メタバースを活用していくためのグループを立ち上げました。
そして、そのグループのミーティングはスペーシャルで行なっています。

「メタバースのグループを運営していくのだから」というのが、もちろん一義的な理由ですが、メタバースにはズームにはない利点があるからです。
それは、アバターを使うので、リアルな服装や表情に気をつかわなくてもいい、ということ。
これ、実はとっても気が楽なんです。

というのも、会議は割と21時から行われることが多いのですが、完全朝型のわたしはその時間にはすでに寝る準備に入ってるんですね。
「子供か!」という感じではありますが 😊

ともかく、お風呂に入ってパジャマになっていることも多く、それを気にしなくていいのはとっても楽チン。
また、たいてい夕食でお酒を飲んでいますから、目がトロンとしているのもバレません。
要するに、特別な気合いがいらないのです。

ちなみに、わたしのアバターはこんな感じ。

坊主なのはいいとして、ずいぶん若返ってますね 😃

ともあれ、ディスコードでテキストベースのやりとりをしつつ、時折スペーシャルでミーティングをすることで、グループの活動はだんだんと形になっていきました。

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