現在、わたしたちは『セカンド・ルネサンス』あるいは『リバース・ルネサンス』と呼ばれる、特別な時代に生きています。
『セカンド』は『2回目の』、 『リバース』は『逆向きの』という意味ですが、いったい何が起きているのでしょう?
そもそも『ルネサンス』とは何を指しているのでしょう?
『ルネサンス』が意味する現象。
それは、簡単に言えば地球上の『主役の交代劇』です。
最初のルネサンスで起きたのは、(キリスト教の)絶対神から人間への交代劇でした。
そして今、セカンド・ルネサンスで起きようといしているのは、人間からAIへの交代劇です。
問われているのは「誰が地球上でもっとも賢い存在か?」
そう。
現在は、人間が誇らしい立場をAIに譲り渡そうとしている時代です。
と言っても、AIの台頭を卑下する必要はありません。
確かに、今後AIは『地球上でもっとも賢い存在』になりますが、だからと言って人間が『生きる意味』や『意欲』を手放す必要はないからです。
また、AIがどれだけ優秀になっても、人間の『お手本/見本』になれるのは人間だけ。
その意味では、一層自由に、明るく生きていく人ほど、喜ばれる時代になります。
大切なのは、状況に振りまわされない『自分軸』であり、『何が起きているのか』を冷静に見極めるスタンスです。
歴史の英知は、そのためにこそ存在しています。
以上の展開における見取図として有効なのは、網羅的な歴史分析と的中度の高さで注目を集めている『サイニック理論』です。
その理論は、今から半世紀ほど前(1970年)に、オムロンの創業者である立石一真さんによって提唱されました。
そして、それを踏まえた『ルネサンス(14〜16世紀のムーブメント)』理解は、『セカンド・ルネサンス』と呼ばれる現在を進む上で確かな羅針盤となるでしょう。
サイニック理論の概要については、こちらのページをご覧ください ▼▼▼
そして、最初のルネンサンスについてはこちらの記事をどうぞ ▼▼
過去への意識の射程が長い人ほど、遠くの未来を見通すことができます。
何故なら、視座の高さは過去へも未来へも同じだけ視野を広げてくれるからです。
『賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ』と言われる由縁ですね。
歴史の学びは死んだ習慣などではなく、未来をつくり出すための大切な土台になってくれます。