25:バッターボックスからの景色/NFTの裏道

アトノイの高地明さんのおかげでメタプレックスのコレクション申請を通すことができ、晴れてマジックエデンに出品できる・・・はずだったのですが、ここでも小さなハードルがありました。

マジックエデンに出展するためには、メタプレックスのコレクションを『アプリケーション』という形にして、今度はマジックエデンに申請しなければなりません。
「どんだけ手続きがあるんだよ」という感じですが、一応、それが最後の関門です。
しかし、これがまた一発では通らないわけです(苦笑)

申請がはねられると同時に「これらは本当にあなたの作品ですか?」というエラーメッセージが返ってきました。
これにはちょっとイラッとしましたね。
「そのために、メタプレックスのコレクションを苦労してつくったんだろうに」と。
少し感情的になって、「もちろん、全てわたしの作品であり、もし証明が必要であれば、どんな資料でも提出できます」と返信しました。

すると、「はい。しかし、それらはまだあなたのウォレットに入っています。あなたはそれをセカンダリーフォルダー(=売れる場所)に移動しなければなりません」との返信。
「いやいや、だったら最初からそう言えよ・・・」と思いましたが、そこは言われた通りにすればいいだけですから、グッとこらえて、その作業を行いました。


結果、三度目の正直でようやくアプリケーションの申請もパス!
そうして、晴れてマジックエデンの店頭に作品を並べることができました。
こちらが、そのコレクションです。

https://magiceden.io/marketplace/dn_ab


いやぁ、長かったなぁ・・・

とはいえ、売るための努力と工夫はこれからなので、まだまだスタートしたばかりです。
それでも、ヒットもホームランも、バッターボックスに立たなければ打てません。
その景色は、やっぱり立てた人だけが見える光景ですよね。

実際、そこに立って自分のコレクションをチェックしてみると、ミントの時に、もう少し細かい分類を設けておいた方がいいことが、すぐにわかりました。
検索がかけられないからです。
1,240点もミントする前に、少数でチェックすべきでしたね。

が、本番として進めなければ、もっと手前でくじけていたことでしょう。
「1,240点の苦労を無駄にはできない」と思うからこそ、投げ出さなかったとも言えます。
そのあたりは、『人間万事塞翁が馬』
一歩一歩、進んでいきます!

24:申請が通り、道がひらける/NFTの裏道

さっそく、アトノイの高地さんに起きている現象を返信しました。
マジックエデンに出展するためには、メタプレックスですべての作品をコレクションとしてミント(NFTとして登録)しなければならないのだけれど、その申請がどうしてもエラーになってしまうのだ、と。

すると、高地さんからは
「たぶん入力値のlengthなどでvalidation errorになっているのではないかなと推測いたします」
との返信がきました。
加えて
「原因を特定する方法としまして、いつまでたっても完了しないタイミングで、ブラウザの開発コンソールを開いてエラー内容が書き込まれていないか確認をするという方法があります。

たいてい、赤色のエラーメッセージが表示されています。
ご使用のブラウザがgoogle chrome/ braveの場合はF12を押せば、開発コンソールが開きます。」

との指示。
まさに、餅は餅屋という感じです。
ちなみに、Windowsの場合は「F12」で開発コンソールが開くようですが、わたしはMacなので「⌘+option+i」でした。
この操作は、自分で調べて解決。


そうして入手した情報をお送りしたところ・・・

「エラー内容によるとやはり、私の推測どおり、入力した際の”Symbol”が長いようです。

——————————————————————
・Symbol: 英数字10文字以下
・Name: 英数字32文字以下

* 日本語で入力も可能ですが、上記リミットから約2〜3割短くなると思って頂ければと思います。
——————————————————————

これらの制限は入力した際にユーザーに警告をだすべきなのですが、Metaplexを含め海外ツールは不親切な仕様が多いです。」

との返信でした。
メタプレックスでコレクションをつくる際には、確かに「Symbol」という項目に文字列を入力するのですが、これはそのコレクションのURLになる文字列です。

どうやら、それが長過ぎたようですが、高地さんも指摘されているように、注意も書いてなければ、アラートも出ないんですね。
実際に、そこの長さを5文字にしたら、見事、申請が通りました! 🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉


3週間ちょっとにわたる、悪戦苦闘の結果、ようやく道がひらけたわけです。
アトノイの高地さんには、感謝してもしきれません。

23:救いの神/NFTの裏道

どのマーケットプレイスにもコレクションをつくることができず、ほとほと参ってしまったわけですが、大きな理由は「ソラナに詳しい人がいない」からでした。
英語の参考ページも多くはありませんし、日本語ならばなおさら。
要するに、自力で解決しようにも、まるで情報がなかったのです。

そんな中で、ちょっと変わった対談を見つけました。
バリバリに技術系のことなので、書いてある内容のすべてを把握できたわけではありませんが、逆に「この人たちは無茶苦茶ソラナに詳しい」ことはわかりました。

https://coinpost.jp/?p=291074

そこで、わらにもすがる気持ちで、この対談を企画された会社アトノイさんにメールを出してみたのです。
「MagicEdenのコレクション作成のトランザクションが通らなくて困っているのですが、相談にのってもらえないでしょうか?」と。

実は、そのメールを出したのは、ソラナートやソラシーにアプローチをする数日前でした。
MagicEdenの問題を解決するための最後の望みという感じでしたが、まったく反応がないので「この手もダメかぁ・・・」ということで、浮気に走ってしまったわけです(笑)


しかし、すべての希望が断たれたタイミングでアトノイの高地明さんからお返事が届きました。
「先週から業務が立て込んでおり、返事が遅れてしまい、大変失礼しました」と。
それは、まさに地獄で仏にあう感じでした。

22:少しだけ浮気をしました/NFTの裏道

マーケット・プレイスのお話です。
プライベートの恋愛ではありませんよ 😊

ソラナの推奨ウォレットであるファントムからそのままつながることもあり、オープンシーに次いで大きな市場となっていることもあり、マジックエデンに出展するつもりで準備を進めていたわけですが、どうしてもコレクションのトランザクションが通らず・・・

頼みの綱はファントムのサポートだったものの、どうもそれが機能しそうにないと感じた時点で、次の手を打つことにしました。
別のマーケットプレイスにチャレンジしてみる選択肢です。

調べてみると、ソラナートとソラナシーという2箇所が有力候補として見つかりました。

https://solanart.io/

https://solsea.io/



どちらがいいかまでを選ぶ情報もなかったので、ひとまず両方にアプローチしてみることにしました。
浮気をするのであれば「手当たり次第にナンパ」という感じでしょうか。
ムチャクチャ聞こえは悪いですが。

しかし、すぐに壁にぶち当たりました。
ソラナートの場合は、キャンディーマシン。
コレクションをつくろうとしたら、「キャンディーマシンのIDを入れなさい」という項目が出てきたのです。
キャンディーマシンはSolana上でNFTを発行するためのツールなんですが、そのIDは簡単には入手できません。
まったく方法がないわけではありませんが、方法を説明している動画は英語しかなくて、ちょっとわたしの手に負えるものではなさそうでした。
ちなみに、こちらが解説動画の一例です。

そこで、ソラナシーに照準をしぼってコレクションを申請してみたのですが、すぐに『却下』の返事がきました。
「SNSのフォロワーが500人以上必要です」と。
マジックエデンでもTwitterのフォロワーを求められますが、その数は100人です。

この時点で、わたしのTwittter数は160人ほどでしたから、地道に数を増やしていくにせよ、ソラナシーでもすぐにはコレクションがつくれない状況。
この時は、さすがにちょっと落ち込みましたね。

21:彼らは親切なのか?/NFTの裏道

やや意味深なタイトルですが、結論から先に言うと、あまり『親切』ではありませんでした(笑)

メタプレックスのコレクションをつくるためのトランザクションがどうしても通らなくて困ったわけですが、相談できる当てもなく・・・
ひとまず、ウォレットであるファントムのサポートにメールをしてみました。
すると、すぐに親身な文面の返事が来るではないですか!
「なんて親切なんだろう」と思いました。
そして、詳しく事情が知りたいというので、どこでどうなったかのレポートをつくってPDfで送付。
「事情はわかったから、チームに投げてみる」と言ってくれたので、すぐに解決すると思ったわけです。
何より、とても心強かったんですね。

が、それから2日経ち、3日経ち・・・
1週間経っても音沙汰がないので、連絡をしてみることにしました。
難しい問題だったのかもしれませんが、その時頼れるところは彼ら以外に思い浮かばなかったからです。
「どんな感じですか?」とメールしてみたところ、「けっこう時間がかかりそう」との短い一文。
「あぁ〜っ。やる気ないなぁ・・・こりゃ」と感じました。
そういう熱量って伝わりますよね。
実際、この問題は最終的には解決したのですが、わかる人が見ればすぐにわかるポイントでした。
要するに、チームになど投げてはおらず、窓口の愛想だけという感じだったのです(苦笑)


ともあれ、まったくサポートの窓口を設けていないサービスもありますから、コンタクトの余地があるだけ良心的なのかもしれません。
当のメタプレックスは、そうでした。
質問できる窓口がないのです。

仕方なく、メタプレックスのディスコート(=公式掲示板)に質問を上げてみました。
しかし、そっちはそっちで、フィッシング詐欺師が『親切に』近寄ってくる始末。
サポートになりすまして、シークレットフレーズを聞き出そうとする、とんでもない展開でした。
このあたりの詳しい顛末はnoteにまとめたので、ご興味ある方は、こちらの記事をお読みください ▼▼▼

https://note.com/k_sugioka/n/n6e99bd89136e