56:メタバースの没入感と第三者感

メタバースに入る際、ゴーグル派かPC派かと問われれば、わたしは完全にPC派です。

中には、「いやいや、それはメタバースとは言わないよ」という方もいらっしゃるでしょうが、それは表面的な見解の違いだと思っています。
ゴーグルの没入感はすごいので、それをもって『新しい時代』と主張される方の意見も当然うなずけます。

一方、PCでアバターを使う場合には、没入感とはむしろまったく逆のことが起きています。
タイトルでは、それを『第三者感』と呼びましたが、要するに深く入り込むのではなく、大きく引いてみる感じ。
敢えて言えば、『メタ視点』に近い感覚だと思います。

それを『人形遊び』と呼んだ方もいらっしゃいましたが、まさにアバターに自分の気持ちを重ねて活動する楽しさは、人形遊びに近いですね。
だからなのでしょう。
美しい空間を装飾できるスペーシャルの愛好者は、比較的年齢層が高めです。
きちんとした統計ではありませんが、感覚的には40〜50代の方が多いと思います。

かたや、韓国のファッション・メタバース『ゼプト』などは、アバター自体が着飾ることに比重がかけられており、そちらはもっと若い人が多いようです。
ことさら年齢差を強調したり、意識する必要はありませんが、世代の持っているリアリティの違いはありますよね。

それは「小さい時に何で遊んだか?」にも関わっているのかもしれません。



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