リアルな世界を『この世』と呼ぶのなら、メタバース空間はこの世ではありません。
じゃぁ、『あの世』なのか? と言えば、あの世でもないですよね。
それをつくった人たちがいて、アバターの向こうには生きた人たちが存在しているわけなので。
ですから、イメージ的には『あの世とこの世の間にある世界かな』と思います。
つまり、生きているような死んでいるような・・・
あるいは、生と死の両方にまたがる世界とも言えるでしょう。
リアルな世界によって支えられながら、リアルな世界そのものではないからです。
という観点に立てば、そういう使い方をするのがいいってことですね。
『あの世とこの世の間の活動』です。
メタ企画1は、そうした認識の延長に生まれました。
夏休みの宿題はメタバースで提出
という時代が来ると思います。
いや、本当は技術的には、すでに十分可能なんですよね。
わたしが思い浮かべたのは、たとえば『昆虫採集』などです。
カブトムシをつかまえたら、それを3Dスキャンして、メタバースの部屋に配置する。
どこでつかまえたか、どんな風につかまえたかをレポートにして壁に貼り出せば、とても素敵な宿題提出になります。
何より、つかまえたカブトムシを生きたまま、逃してやれるのがいいですね。
そこ、けっこう大事なポイントだと思います。
といった発想が出てくるのは、メタバース空間を(特にSpatialで)つくることが、とても簡単だからです。
グラフィック・デザインの仕事を長年してきた身からすると、紙のデザインをしたり、ホームページの体裁を整えるのに比べて、メタバース制作の手軽さは拍子抜けするほど。
そのあたりの共通認識ができてしまえば、すぐにでも『宿題はメタバースで提出』になると思います。
あっ、企業レポートなんかも、実はそっちの方が早いですね 😊
メタバースへの船出
株式会社青い街は、第9期を迎えるにあたり、主要活動領域をメタバースにシフトします。
これはメタバースがグローバルな時代の要請であると同時に、日本再生の契機になると考えられるからです。
メタバースは有限な視覚表現でありながら、無限の空間性と永遠の持続可能性を持っています。
これは大げさな比喩ではなく、文化史的に意味づけられる論理的考察による見解(アイソメトリック技法とリニア・パースペクティブの融合だから)です。
株式会社青い街は、その可能性に明るい未来を見ています。