忘れられる人のカッコ良さ

このところ、「過去と未来は記憶において、ほとんど等価だなぁ」という感覚を持っています。
物理的な世界では、過去につくられたは存在し、未だつくられていないは存在しないので、過去と未来は別ものです。
一方、たとえば目を閉じて考える『過去』『未来』はどちらも記憶の中だけに存在し、あまり違いがありません。

ところで、自己啓発では『過去と他人は変えられない。変えられるのは未来と自分』と説かれます。
変えられないものに執着するから苦しいのであり、「自分で変えられるものに集中しましょう」という教えです。

しかし、『今、ここにはない』という意味では、過去も未来もほとんど等価。
そのため、上記の成句は入れ替えられることもありますね。
人によっては、『過去(の記憶)は変えられるけれど、未来(の運命)は変えられない』と言われます。
ややこしい 😊

以前、友人から「バカの特徴は、覚えられないことと忘れられないことだ」と教えてもらいました。
『覚えられない』方は、イメージしやすいですね。
『バカ』という言葉の響きはよろしくありませんが、物覚えの悪いことは確かに能力の不足を感じさせます。

しかし、AIが発達して秘書になってくれれば、そのマイナスはかなりリカバリーされるはずです。
すると、残るは『忘れられない』こと。
これからの時代のフロントランナーは『忘れられる』人かもしれません 😊

わたしは『刻石流水/受けた恩義は石に刻め、かけた情けは水に流せ/借りた金は必ず返せ、貸した金は忘れてしまえ』という言葉が好きですが、水に流せる人ってカッコイイですよね。
それかな。

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