あまり知られていない言葉ですが、『王の血染めのマントは三代目で白くなる』という一節があります。
どんな分野でも、『初代』は強い覇気に満ち、攻撃的な気質を持つものですが、代替わりを重ねるうちにその気質が薄れることの指摘です。
孫の代になると、血生臭さが抜けるわけですね。
道なき道を切り開く初代にも、その道を整備する二代目や三代目にも、それぞれに魅力があり、おのおのに苦労があります。
どの世代が善い悪いではなく、各自に役割があるわけです。
戦後、「武力闘争には負けたけれど、経済闘争で見返してやる」と考えた世代を初代とすれば、二代目を経て、今は三代目なのかなぁ、と思います。
前の世代から見れば、やる気がないように見えるかもしれませんが、Z世代やα世代がまとっているマントは白いんですよね。
つまり、いろんな社会課題は『三世代の同居問題』なのかもしれません。
願わくば、お互いの世代に敬愛と相互理解がありますように……
そろっていることは美しく、違っていることはおもしろい
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