41:スペーシャルとスケッチファブの提携

DAOのグループをつくって、積極的な『メタバース・ビジネスの実験』活動に入った矢先、驚くべきニュースが飛び込んできました。
それは、わたしたちが一推ししているメタバースのプラットフォーム/スペーシャルと世界最大の3Dデータマーケット/スケッチファブの提携です。

日本ではほとんど知られていませんが、今や3Dデータはオンラインで普通に売買されていて、スケッチファブは、その最大手。
有料・無料で、本当にたくさんの3Dデータがアップされています。

https://sketchfab.com/feed


そして、両者が提携したことにより、スペーシャルの空間にスケッチファブに掲載されている無料データを、ダイレクトに選んで置けるようになったのです。
これまでは、一旦スケッチファブのサイトから自分のPCにダウンロードして、そのデータをスペーシャルにアップしていました。

これはもう、革命的な便利さです! 😊

そして、この提携を記念して、スケッチファブのデータを使ってスペーシャル空間をつくるコンテストが告知されました。
概要は、以下のとおりです。
※ 英語文 → 日本語の順に掲載します


以下は、ディープルという翻訳システムを使って訳した日本語文です。

—————————————————–

Sketchfabとのパートナーシップ開始を記念して、1つではなく、2つのコンペティションを開催します!

  1. Sketchfabのオブジェクトだけを使って、あなたの夢の空間を装飾してください!
    3D空間でのあなたの延長線上にあるものがどんなものなのか、見てみたい。

✅ Sketchfabのオブジェクトを使って、あなたの夢の空間テンプレートスペース(アゴラ、アリエスなど)を装飾してください。
✅ フォームに投稿し、#SketchYourSpaceのハッシュタグをつけてSpatialリンクをソーシャルでシェアしてください。

賞品:Spatial+1年分、Sketchfab Pro1年分、Spatialがあなたのスペースで公式イベントを開催します!
エントリー期限:2022年11月10日(金)

2.夢の空間をデザインし、BUILDして、Sketchfabにアップロードしてください。3D空間であなたの延長線上にあるものがどのようなものかを見てみたい。

賞品: 賞品:現金5,000米ドル、1週間のSpatialホームページ特集、Spatial+1年分、Sketchfabプレミアム1年分
エントリー期限**:2022年11月17日

✅ お好きなプログラムで夢の空間を構築してください(Spatialの仕様に合っている必要があります)。
✅フォームに投稿し、SketchfabとSpatialのリンクを#SketchYourSpaceのハッシュタグをつけてソーシャルで共有する。

エントリーの提出はこちら: https://bit.ly/dfUfadhF

また、空間とsketchfabのリンクをソーシャルポストでリンクすることを忘れないでください。物理法則に従う必要はありません。皆さんがどのように表現するのか楽しみです。GOOD LUCK!!!

—————————————————–


このコンテストは、いろんな意味で大きなチャンスに思えました。

40:SUSHI DAO 誕生

スペーシャルを広めると共に、メタバースの活用について実験するグループの活動が始まりました。
ただし、運営方式をDAO的にすること以外は、まさに手探り状態です。
まずは、考えなければいけないことをみんなで列挙し、一つづつディスコードとスペーシャルで議論していきました。

中でも、グループの名称は大切な議題でしたね。
いろんな案が出ましたが、最終的にはSUSHI DAO(スシ・ダオ/以下、スシDAOと表記)に決まりました。
誰かが強く推したというよりは、それこそDAO的に自然に決まった感じです。

理由は
・いろんな個性が集まる場にしたい
・スペーシャルのポータル(=リンクボタン)がイクラみたい
・日本のグループだとすぐにわかってもらえる
・回転寿司ギミックはキャッチーでおもしろい

といったところ。


さて、名称が決まれば、続いてロゴの作成です。
グループの中で自分がやれることに手を挙げる形になったので、わたしはロゴ作成に参加しました。
すしの『す』をベースに、みんなを巻き込んでいくイメージでロゴをつくり、名称の『SUSHI DAO』はお鮨の形に。
結果、このアイデアが採用され、あらためてDAOの活動に親しみがわきました。

39:運営会議はメタバースで

小野晴世さんに声をかけてもらった7人が集まり、スペーシャル/メタバースを活用していくためのグループを立ち上げました。
そして、そのグループのミーティングはスペーシャルで行なっています。

「メタバースのグループを運営していくのだから」というのが、もちろん一義的な理由ですが、メタバースにはズームにはない利点があるからです。
それは、アバターを使うので、リアルな服装や表情に気をつかわなくてもいい、ということ。
これ、実はとっても気が楽なんです。

というのも、会議は割と21時から行われることが多いのですが、完全朝型のわたしはその時間にはすでに寝る準備に入ってるんですね。
「子供か!」という感じではありますが 😊

ともかく、お風呂に入ってパジャマになっていることも多く、それを気にしなくていいのはとっても楽チン。
また、たいてい夕食でお酒を飲んでいますから、目がトロンとしているのもバレません。
要するに、特別な気合いがいらないのです。

ちなみに、わたしのアバターはこんな感じ。

坊主なのはいいとして、ずいぶん若返ってますね 😃

ともあれ、ディスコードでテキストベースのやりとりをしつつ、時折スペーシャルでミーティングをすることで、グループの活動はだんだんと形になっていきました。

38:やりとりはディスコードで

Web3の世界では、多くのやりとりがディスコードで行われます。
ディスコードは、スラックとズームをあわせたような感じで、テキストでも音声でもコミュニケーションできるWebツールです。

それだけでなく、翻訳機能やAI機能を使うこともできます。
翻訳機能で言えば、現在最も信頼できる翻訳サービス『ディープル』をプラグイン的に使用可能。
また、AIに関しては、単語を入力するだけですごいイラストを描いてくれる『ミッドジャーニー』もディスコード上で動作します。
これ、未来を体験できる本当にすごいサービスなんですよ 😊
特長や使い方については、大山直美さんのこちらの記事をご覧ください。

https://kigyolog.com/article.php?id=1690&fbclid=IwAR0UQ27-kXOhnrQXr6kAxL-ARa8LqSwN9Zffdebkwm6hiwh0ZzfM4pjGPpE


もちろんコミュニケーション・ツールとしても優れていて、ロール(権限)を細かくわけられるので、コミュニティーの運営にもってこいなのです。
現在『スペーシアンズ・ジャパン』のディスコードは、運営の準備をしているメンバーだけでなく、スペーシャルを使いたい人に広く門が開かれています。

なお、ディスコードの使用は基本的には無料です。
上記ディープルも無料で組み込めますし、ミッドジャーニーも25枚までは無料で使えます。

コミュニティーを活性化させたい場合に、有料メニューが準備されている感じですね。
スペーシャルもしくはディスコードにご興味あれば、ぜひ下記のページを覗いてみてください。

https://discord.gg/msbjSETs

37:グループ運営はDAOで

このシリーズは、読んでいただいた時の印象をなるべく平易にしたいので、固有名詞はできるだけカタカナ表記にしています。
ツイッターなどはそのまま英語表記でも善さそうなものですが、「自分がそう感じるから」という基準にすると、結局毎回悩むことになるので・・・
一律カタカナにしています。

ただし、英語の頭文字表記は仕方がないですね 😊
NFT(Non-Fungible Token)もそうですが、今回ふれるDAO(Decentralized Autonomous Organization)にしても『ダオ』と書いたのでは、かえってわかりにくくなります。
なので、頭文字表記のものだけはアルファベット表記にしていきます。

さて、そのDAOですが、日本語では『分散型自律組織』と訳されます。
中央集権的ではなく『分散型』、指示命令系統を整えるというよりは『自律型』であることが特徴です。
Web 3 関連の組織がすべてそうであるわけではありませんが、人のつながり(=ネットワーク)を大切にしてものごとを動かそうとする姿勢はWeb 3 的です。
また、NFTに関しても『使われることが多い』ことは事実ですが、必要条件ではありません。

ものすごく簡単に言えば「関わる人みんなで運営していきましょう」という考え方で、イメージは少し前に流行ったティール組織にも近いですね。


小野さんに誘ってもらったグループは総勢8人でスタートしましたが、その運営は「DAO的にしましょう」ということで意見の一致をみました。
実際には、何もないところからDAOをいきなり始めることは難しく、最初は相応のリーダーシップが発揮されるべきですが、そのあたりの匙加減というか勘所のようなものを小野さんはしっかり掴んでいらっしゃいました。

要するに、善いグループ運営ができればいいわけで、DAOはあくまで組織運営の1つの方法に過ぎません。

ちなみに、活動の全体は、DAOの8人で協議をしながら、より多くの参加者を募っていく形です。
交流の場は当初フェイスブック・グループでしたが、2022年10月29日現在、その場はディスコードに移行しています。
フェイスブック・グループはこちら ▼▼▼
https://www.facebook.com/groups/482402443585010

ディスコードはこちらです ▼▼▼
https://discord.gg/msbjSETs

ご興味ありましたら、ぜひディスコートにご参加ください。
ディスコードへの参加には、費用も資格も必要ありません。
ディスコードに関しては、次回、あらためて解説するつもりです。