002:あれもいいし、これもいい

Twitterでご縁のできたビニウサさんに『TRUST PROJECT』の傾向分析をしてもらったところ、「カッコイイ & アーティスティック」の角に置いていただきました。

嬉しい ❣️

こういうのは自分で主張すると、ちょっと痛い感じにもなりますが、人から言ってもらえるのは嬉しいですね 😊
ビニウサさんに感謝です。

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ちなみに、昨日、Twitterにアップしたのは、この3点。

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未来のマスク
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未来の宇宙服
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すれ違う宇宙船


SFですね 😊


何より、これらの画像を生成AIでつくれているのが、楽しいんです。

手順的には、まず最初に自分でラフスケッチを描き、それを画像生成AI(わたしはLeonardo.aiを愛用)に読み込みます。
続いて、「こんな感じで描きたい」というサンプルを選んで、ジェネレイトすれば、ものの10秒くらいで上記のような画像をつくってくれます。

サンプルにするのは他の人がつくった画像で、違ったサンプルを選べば異なるテイストにしてくれますから、組み合わせは無限大です。
実際、上の3点も、全然違うテイストですよね。

そうした『多様性』こそ、わたしが展開したいテーマ、あるいは賛同してくださる方と共有したい感覚なんです。

あらゆる作品は、作者(あるいは美術監督)の世界観を反映するため、どうしても統一的なデザインになりがち。
しかし、未来の風景はガラス張りのビルの横にゴシック建築の教会が建っている、ごった煮的なものになるはずです。
わたしは、その多様性に未来のリアリティーを感じます。

宇宙服1つとっても、各メーカーによって、全然違ったテイストのデザインが展開されるはずですよね。
今のところ、わたしのお気に入りはこれ ▼▼▼ ですが、あくまでそれはわたしの趣味に過ぎません。

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「いろんな好みを並列的に共存させたい」というのが、『TRUST PROJECT』の最大テーマです。


早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け

みんなで行くには進め方が大切ですね 😊

001:明るい未来を、描きたい

しばらく休止していた、NFT関連の投稿を再開します。

きっかけになっったのは、画像生成AIの登場です。

そのおかげで、これまで「実現するのは、ちょっと無理だろうな・・・」と諦めかけていた企画を、形にできる可能性が見えてきたからです。
その企画は、タイトルを『TRUST PROJECT』と言います。

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この企画は未来を舞台にするSFなんですが、その特徴は、一言で言えば『多様性』
さまざまな可能性を並列的に描くことを目指します。
基本となる規定は、3つです。

1:宇宙開発は民間企業がになう

2:すべての物にはメーカーがある

3:国家意識は言語によって支えられる

順番に、解説しますね。

イーロン・マスク氏の活躍によって、今でこそ民間企業の宇宙開発は当たり前になっていますが、この企画を思いついた1998年頃、宇宙開発は完全に冷え切っていました。
※ スペースXの設立は2002年

米ソの対立によって国家が牽引した時代は、はるか昔(具体的には1960年代)。
その後に起きた『STAR WARS』に象徴されるSFブームは、むしろ宇宙を「遠くのファンタジー世界」にしました。
宇宙への夢は、一旦リアリティーを失ったのです。

そんな中、ガンダムの監督である富野由悠季さんのインタビューに接する機会がありました。
そこには、ガンダムを『戦争』にした理由が書かれていて、とても感心(と言うと偉そうですが、要するに納得)したんです。

というのも、それまでのロボットアニメでは、巨大ロボットがつくられるリアリティーが非常に希薄だったんですね。
マジンガーZなどは、年老いたおじいちゃん科学者が一人でつくったりして・・・ 😊

それに対して、『あれだけのものをつくるには、国家予算が必要』というのが、富野さんがガンダムの設定を『戦争』にした理由です。


ともあれ、戦争はやっぱり辛いですね。
かつての男の子は戦うことを「かっこいい」と信じていました。
あるいは、「信じ込まされていた」と言ってもいいかな。
少し厳しい言い方をすれば、戦士であることの美学は、都合よく使われるコマである境遇の自己正当化と言えます。

要するに、わたしたちは『殺す』ことや『死にそうになる』ドラマにフォーカスし過ぎていたと思うんです。

一方、20世紀半ばには、『バラ色の21世紀』的な夢もありました。
「21世紀になれば、人類は科学の力で幸せになれる」と。
残念ながら、わたしたちは今でも生きることに苦しんでいますが、そこには『生きること』『幸せになること』への大きな期待がありました。
そして、『思考は現実化する』のであれば、暗いイメージを重ねるよりも、明るい未来を思い描いた方がいいですよね。



そんな前提でわたしが考えたのは、「この先、宇宙開発が進むとしたら、その牽引役は民間企業になるだろうな」『そのワクワクする世界を描きたい』という思いでした。
まさに、イーロン・マスク氏がそうであるように、大きな熱意がなければ、宇宙へのプロジェクトは動かせません。

国家の対立が宇宙開発に直結しない時代において、ロケットを打ち上げ、地球以外の星を目指そうとする集団は『民間企業』だと思ったのです。

そうなれば、つくられる物全てにメーカーが存在することになります。
ロケットや宇宙船、宇宙服には、さまざまなロゴが刻まれていくでしょう。
しかも、当然それは1社ではありません。
『TRUST PROJECT』が展開するのは、そのメーカー各社のロゴであり、製品ヴィジュアルであり、社史や人間ドラマです。

勢い、たくさんの高品質なヴィジュアルが必要になります。
しかも、それらはわたしの好みや考えだけでつくられたのでは、おもしろくありません。
それでは『多様性』どころか、一種の『独裁』ですから。

そんなわけで、長年「形にしたい」と思いつつ、どうやっていいのかわからないでいたところでの、画像生成AIとの出会いだったわけです。
そりゃ、興奮しますよね 😊

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ちなみに、宇宙にどんどん出ていけば、当然『国境』という物理的な制約は意味がなくなるはずです。
一方で、まったくの無法状態というのも困ります。

そこで、同胞意識や各種の調停は、法律やコミュニケーションの土台である『言語』がになうことになるでしょう。
つまり、『国語』『国』の輪郭を形づくるわけです。

といった企画を、今から4ヶ月かけて、NFTアートとしてリリースします。
詳細や進行具合は、noteやTwitterで随時お知らせしていく予定です。
ご興味わいた方は、ぜひご一緒ください。


早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け

みんなで行くには進め方が大切ですね 😊

画像生成AIに関する現時点のまとめ

画像生成AIに関して、現時点(2023年5月半ば)の状況をまとめてみたいと思います。
ムチャクチャ進化するジャンルですから、3ヶ月後には全く違う状況になっているかもしれませんが、『記録』的な意味もこめてつづってみます。

画像生成AIブームの始まり

ChatGPTが史上最速で1億人ユーザーを獲得したことが示すように、言語生成AIの性能の高さについては、広く認知されています。
一方、画像生成AIに関しては「話には聞くけれど・・・」という感じではないでしょうか。
ヴィジュアル関係のニュースは、やや専門的だからです。

しかし、その能力もハンパなくて、クオリティー、スピードとも桁違い!
たとえば画像生成AIは、こんな絵をものの10秒で描いてしまいます。

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いや、もう、「一体、何が起きているのか・・・」って感じですよね。
つい先日まで「最も人間らしい能力は、クリエイティビティーだ!」なんて言われていたのに、今やイラストレーターは真っ先に仕事がなくなる職種に挙げられています。

実際、すでに中国ではAIの利用によってイラストレーターへの発注が激減しているそうです。


このムーブメントの発端は、Midjourneyという画像生成AIでした。
誰でも使えるようになったのは2022年7月なので、実はChatGPTブームが起きる前でしたが、インパクトはそれほど広がりませんでした。

何故なら、ヴィジュアル方面の技術だったことに加えて、動かすプラットフォームがDiscordというサービス上だったからです。
触れる人が、限られてたんですね。

Discordというサービス

話が少し迂回しますが、ここでDiscordにふれておきたいと思います。

というのも、日本では普及していないものの、Discordは今や世界では必須のコミュニケーション・ツール。
NFTアートのコレクションをつくろうと思ったら、当たり前にTwitterとDiscordのアカウントを聞かれる状況だからです。

やたらに日本人の『遅れ』を指摘するのは好きではありませんが、Discordに関しては、けっこう顕著な現象と言えるでしょう。
未経験の方は、この機会に関心を持っていただければ、幸いです。

詳細については、たとえば、こちらの記事をご覧ください。


ちなみに、以前はフリーでお試しできていたMidjourneyは、2023年4月から100%の有料サービスに変わりました。
気軽に使えなくなったんですね。
変わって、ほとんど同じ動きをするBlueWillowが人気を集めていますが、これまたDiscord上で動くサービスです。

https://youtu.be/h2IUYveqkJg

おすすめの画像生成AIは?

では、画像生成AIを使うためには、「必ずDiscordを使わなければならないのか?」と言えば、そんなことはありません。
今やたくさんのサービスが出ていて、ブラウザで動作するものもあります。

その中でオススメなのは、Leonardo.ai。
無料登録の申し込みをしてからやや順番待ちになりますが、待つだけの価値は十分にあるサービスです。
冒頭に掲載した白い女性のイラストも、Leonardo.ai 製。
わたしも愛用しています。

Leonardo.ai の詳しい特徴については、こちらの動画をご覧ください。

画像生成AIの著作権について

ところで、画像生成AIをめぐって気になることの1つに、著作権問題があります。
AIがつくり出した画像の著作権は誰にあるのか?

たとえば、Leonardo.ai の場合は、利用規約に「権利はつくった人にある」と記載されています。
商業利用もOKとのこと。
太っ腹ですね 😊

しかし、問題は逆方向にもあります。
つまり、AIが著作権を侵害することはないのか?
勝手に誰かの絵を真似して描き、本来人間(の作者)が持っている権利を侵害することはないのか? という問題です。

この点については、大きく懸念をされていますが、実際のところは、法整備が技術の進歩に追いついていません。
YouTubeがそうだったように、既成事実が先行する形で、なし崩し的に新しい常識がつくられるのではないでしょうか。
というか、そうならざるを得ない気がします。

いずれにせよ、この問題は、より根本的な思索へとわたしたちをいざないます。
それは、「オリジナリティーとは何なのか?」という問いかけです。

というのも、実は人間にしても、誰も見たことのない絵をいきなり描けるわけではありません。
自分が気にいった人の画風を真似したり、場合によっては完全に模写をして、自分の画風をつくり上げていきます。
実は、AIと同じことをやってきたわけです。
つまり、オリジナリティーって、本来的に危ういものなんですね。

極端な人は、「オリジナリティーなんて存在しない。あるのは、すでにあるものの組み合わせだけだ」なんて言ったりします。
そして、著作権が発生するのは、つくられた作品に対してであり、画風や考え方に権利は発生しないんです。
そこを縛ってしまうと、誰も自由に創作活動ができなくなりますから。

たとえば、一般的にはあまり知られていませんが、ゲームのルールには著作権を主張できません。
誰かがジャンケンの権利を囲ってしまったら、三すくみのゲームってつくれなくなっちゃいます。
それでは、困る。

ですから、たまに丸パクリする人や企業が出てしまうものの、基本的には、パクリをしないことがゲーム業界の矜持きょうじなんです。
意外に、硬派な世界なんですよ 😊

人は、絵を描かなくなるのか?

話をヴィジュアルに戻しましょう。

では、絵を描く仕事ってなくなってしまうのでしょうか?
あるいは、人間はこの先、絵を描くことをやめてしまうのでしょうか?

前者に関して言えば、条件が関係します。
物理的な素材で描く絵は仕事になり続けるでしょうが、印刷物の原画になるような、デジタルデータをつくる仕事は極端に減るはずです。
ビジネスはスピードを重視するので、その理由でAIに仕事がうつることは必然と言えるでしょう。
冒頭の絵が10秒でできてしまうんですから。
あれ、人間だったら少なくとも数時間、場合によっては数日かかるクオリティーです。


一方、絵を描くこと自体は楽しみとして、あるいはアートとして残っていくと思います。
それはちょうど、車と陸上競技の関係に似ているかもしれません。
車を使う方が速くて楽なので、遠くまで走っていく人はほどんどがいませんが、趣味や競技として人間は今でも真剣に走り続けています。

これから、どうなる?/未来予想

では、趣味あるいはアートとしての『絵』はどんな風に扱われていくのでしょう?
特に、デジタルデータの絵は、著作権を主張することがますます難しくなります。

そこで、あらためて浮上してくるのが『NFT』です。
ブロックチェーン技術によって、オリジナリティを担保されるNFTは、まさにAI時代のかなめになっていくでしょう。
模倣や複製されることが当たり前になればなるほど、「これが最初の1点です」という証明が意味を持つからです。

AIとNFTは関連しあって発達したわけではありませんが、ここに来て急速に親密になりつつあります。
なんだか、青春のヒトコマを見るようです。


早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け

みんなで行くには進め方が大切ですね 😊

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歴史の英知を共有していきましょう!

8:レーシングカーでジャンプ

『BETA Meta Racing』というメタバース空間です。
レーシングカーですが、レースをするというよりも、曲芸をする感じ 😊

ただ、やたらに操作が難しいです。
「キーの割り当てをアバターと同じにしてくれればいいのに・・・」と思いましたが、まぁ、それは細かいことですね。

車に近づいて、『F』キーを押すと、エンジンがかかります。
イスに座る感じで、ルーフに座り、自分で操作します。
操作は
I:前進
K:後進
J:左
L:右

です。

実際のスペースは、こちらです ▼▼▼

https://www.spatial.io/s/First-functional-car-on-spatial-io-BETA-Meta-Racing-64215fa5bc61a26d38437a2d?share=9023645943963262290

早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け

みんなで行くには進め方が大切ですね 😊

7:ロープウェイのある空間

今回は、おじぞう自身のつくったスペースのご紹介です。

先日、神戸でセミナーを行った翌日、布引ハーブ園という施設に行ってみたら、そこがとても素晴らしく、思わず帰りの新幹線の中で再現メタバースをつくってしまいました 😊

まずは、写真でその施設の様子をお楽しみください。
ロープウェイで施設に登るところからして、絶景でした!


中腹の駅から外に出ると、一般道を通って下山できるのですが、山道を使うコースもあり、そちらでふもとまで降りました。
そちらのコースには、途中、ダムあり、滝あり。
天気がよかったこともあり、大満足のハイキングになりました。

今回は一人でしたが、ぜひまた、妻と一緒に来たいと思いました。
が、その前に、この感動をシェアしたいと思ったのが、メタバース空間で再現した一番の理由です。
各要所で360°画像を撮っておいたので、それを使ってぐるりとまわれる仕掛けをつくりました。


実際のスペースは、こちらです ▼▼▼

https://www.spatial.io/s/Herb-Garden-habuYuan-6423c445701e44cfac8e02cc?share=5988888595969563837

早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け

みんなで行くには進め方が大切ですね 😊

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