人間は、誰でもそれぞれにオリジナルな特性を持っています。
つまり、みんなが自然に生きれば、その社会はおのずと多様な展開を見せるはずなんです。
その理に一旦目をつぶり、何かを『正しい』とするのは、あくまで一時的な取り決めのはずですが、往々にして取り決めは絶対的になりがちです。
結果、わたしたちの多くが『生きにくさ』を感じます。
そもそも『違っている』ことが当たり前になれば、正しさの強要は起こりません。
が、なかなかそうはいかず・・・
特に、日本は良くも悪くも『みんな同じ』を好んできたので、違いに対して神経質なんですよね。
ともあれ、時代は大きく変わりました。
世界経済のメインストリームは、大量生産をめざした工業社会から、ユニークなあり方を良しとする情報社会になっています。
これ、真逆と言ってもいいくらい、大きなルールチェンジですよね。
ヒットを打ったら一塁に走ることになっていたルールが、三塁側から走ることになるくらいの変化です。
別の切り口で言えば、戦争による兵器の消費を最大のイベントにした20世紀から、持続可能性を探る21世紀へのシフト。
正しさのぶつかりあいが戦争だとすれば、知的な冒険が好まれる時代になったと言えるでしょう。
ちなみに、『正』という漢字は、もともとお城(一)の前で(止)まっている軍隊を表した記号です。
言わば、軍事用語だったんですね。
道理で、厳しいはずです 😊
わたしはパラダイムシフトの要になるのは、『寛容さ』ではないかと思っています。
他人が自分と違っていても、「そういう考え方もあるよね」「自分が同じ境遇だったら、そう思うかも」と捉えられる想像力。
あるいは、自分がみんなと違っていても、無理やりねじ曲げない大らかさ。
それがあれば、世界は今より優しい顔を見せてくれるのではないでしょうか。
早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け
みんなで行くには進め方が大切ですね 😊
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