この操作に取り組んだ当時、日本円が直接ソラナに交換できるところはFTXしかなかったので、要するに選択肢は『一択』でした。
その後、ほどなく複数の交換所が対応し始めたので、なかなかユニークなタイミングだったと思います。
そして、FTXにしても、それほどソラナの扱いは多くはない印象でした。
というのも、口座を開くまではスムースだったものの、その後の操作で四苦八苦することになったからです。
最初につまずいたのは、FTXの口座情報が振込先が表示されないことでした。
何度やってもうまくいかないので、最終的にサポートセンターに連絡してみたところ、どうやらシステム上の不具合。
必要な入力情報もFTX側で対応してくれて、ことなきを得ました。
追記しておくと、この件の対応は非常にすばやく、またやりとりしたメールもとても丁寧なものでした。
ですから、不具合は不具合として、わたしのFTXへの印象は悪くありません。
ところが、さらなる不具合が起こります。
今度は、FTXに送金した円をソラナに交換した後、そのソラナを自分のウォレットに送ろうとしたら、送金画面のソラナが『0』になってしまうではないですか・・・。
無くなったわけではなく、口座の表示にはきちんと残量が出るのですが、送金画面には残高が反映されないのです。
おもしろいもので、最初に問い合わせた時にはけっこう恐る恐るでしたが、2回目ともなると、平常心で聞けるものですね。
結果、『ブラウザの再起動』『マシンの再起動』などを試してみるように言われましたが、いずれもダメ。
苦肉の策というべきか、最終的には、画面の表示を『ベーシック』から『プロ』に切り替えてみて欲しいと連絡が来ました。
これまた、やっぱりバグなんでしょうが、驚いたことにプロ表示にしたら、送金画面にも残高が表示されたのです。
この時も、不具合は不具合として、やりとりしている間の申し訳なさがヒシヒシと伝わってきて、引き続き好印象だったことを付け加えておきます。
ちなみに、FTXへの入出金は登録者名義の銀行口座としかできません。
わたしは、NFTアートの取引は会社として行いたいと思っていたので、個人口座を開いた後、法人でも口座を開くことにしました。
法人の場合は、個人の身分証明に加えて、法人登記の書類が必要になります。
何故、法人として活動したいかというと、「おそらく税務が面倒なことになるだろう」と考えたからです。
暗号通貨に関しては、税制自体がまだまだ追いついていないようですが、いずれにせよ税理士さんに相談しながらの方が、間違いないだろうと考えました。