011:誰を信頼=トラストするのか?

急に甥っ子や姪っ子との接点が増えたおじぞうです。
😊 結婚式の招待状やら会食のお誘いやら

画像生成AI/レオナルドくんと一緒に描いた、昨日の1枚 ▼▼▼

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宇宙船の動力源。なんだかわからないけど、カッコイイ 😊


今回は、『トラスト・プロジェクト』の名前の由来について書いてみます。

『トラスト=信頼』なわけですが、誰が誰を信頼するのか?

端的に、それは企画に興味を持ってくれた参加者同士です。
このプロジェクトの大きな理想は『多様性』
街にはいろんな形のビルが立ち、行き交う人もそれぞれに好きな服を着ている。
そんなバラエティー豊かな未来を描き出し、共有する喜びを活動の中心に置いています。

その際、どうしたって一人の想像力には限界があるので、「お互いの引用を大らかに許容する」ことが奨励されます。
何かを考えだした人のオリジナリティーを尊重しつつ、言わば『背景的に使用する』ことをお互いに認めあおう、というわけです。
たとえば、ネオンや看板に仲間が考えたロゴを使ってもいいよね、と。

それを楽しめる『信頼』関係を、『トラスト』という名前にこめました。
ロゴが左右対称になっているのは、『仲睦まじさ』の表現です。

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「R」と「S」は本来線対称ではありませんが、そこを工夫しています。


ただ、そうは言っても、まったく何の仕組みもなければ、正当な権利が踏みにじられる懸念もあります。
何かをつくれば自動的に著作権は発生しますが、その証明を法廷でしなければならないなんてのは、悲しく、かつ非効率です。

何か、うまい方法はないものか・・・

実は、そんなことを考えて、何年、何十年を過ごしてきたところでの『NFTの登場』だったのです。
20年前には、デジタルデータのオリジナリティーの証明ができるだろうなんて、思ってもみませんでした。

さらに、画像生成AIの登場によって、誰でも気軽にハイクオリティーなヴィジュアルを生み出せるようになりました。
まさに、『機が熟した』感じです。


早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け

みんなで行くには進め方が大切ですね 😊


『トラスト・プロジェクト』の公式Twitterはこちらです ▼▼▼

010:戦う未来と、戦わない未来

中華料理屋で『鶏肉とカシューナッツ炒め』を注文したら、『豚肉とキャベツの味噌炒め』が出てきたおじぞうです。
😊 そのまま美味しくいただきました

画像生成AI/レオナルドくんと一緒に描いた、昨日の1枚です ▼▼▼

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未来のCA。大気圏をちょっと出るので、宇宙服っぽい感じです。


さて、9月のNFTコレクション・リリースに向けて、着々と準備を進めています。

ところで、この『トラスト・プロジェクト』の最も大きなコンセプトは、『争いのない未来の提示』です。
とかく未来SFは戦争チックになりがちですが、未来は『そうなるだろう』という予感(というか、無意識の信念)通りになります。
だったら、おそろしい世界ではなく、「こうなったらいいな」という幸せな世界を思い浮かべた方がいいですよね。

上の画像にしても、『戦闘機のパイロット』なのか『旅客機のCA』なのかで、無意識に刷り込まれるヴィジョンは変わります。

そもそも、昭和生まれのわたし(たち)は、「成功や満足は勝ち取るものだ」と教えられました。
世の中は競争に満ちていて、生き抜くためには「戦うしかないのだ」と。

しかし、そうした仕組みの先にあったのは、戦いに疲れた人の山。
あるいは、頂上から蹴落とされることを恐れる、かりそめの勝者が怯える世界でした。
つまり、圧倒的に幸せ感の薄い社会だったのです。
もちろん、幸せになった人もいますが、彼らは頂上をめざすよりも、中腹に穏やかないおりをつくった人たちでした。

そもそも、『平和』は戦って勝ち取るものではありません。
戦いそれ自体が、平和と矛盾していますから。
そうした戦いは多くの場合、誰かと誰かを競いあわせることで利益を得る人が仕掛けたデスゲームです。

あまりその点をふくらませると、安易な陰謀論に行き着いてしまいますが、『競わせる人』は何も闇の大資本家などではありません。
実は、親だったり、先生だったり、上司だったり、身近な人なんですね。
むしろ最もやっかいな点は、競わせている人に悪意が無かったことです。
多くの場合、競わせることは『正しい行い』『やる気を出させる働きかけ』だと考えられていました。

いずれにせよ、社会システム全体が『互いを競わせる』ことをエネルギーにしたのが『近代』だったのだと言えます。

しかし、競争意識は憎しみに変わりやすく、勝利で得られる快感には持続性がありません。
その割に中毒性が高いため、一度それを味わった人は、くり返しマウントを取りたがります。
殺伐さつばつとした世界になってしまう由縁です。

ただ、ラッキーなことに、そうした仕組みの限界が徐々に明らかになり、世界は『持続可能な幸せ』を求めるようになってきました。
『トラスト・プロジェクト』で描き出したいのは、それが実現した穏やかな未来です。


早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け

みんなで行くには進め方が大切ですね 😊


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009:未来をつくる言葉とは?

「心は聞いた言葉でつくられる。未来は話した言葉でつくられる」と言われます。
いろんな方が引用されるので出典はよくわかりませんが、納得感の高い指摘ですよね。

そもそも、インプットは他者から得られるものなので、『聞いた言葉』である道理。
逆に、未来は『自分』の決断でつくられるので、当然アウトプットの形を取ります。
もっともわかりやすい例は、モンキー・D・ルフィの「海賊王に、俺はなる!」ですね 😊

そして、『トラスト・プロジェクト』の準備をしていると、上記のことがあらためて実感されます。
というのも、『トラスト』の大きなテーマの1つは『戦争のない未来』ですが、だとしたら「話す言葉に気をつけなければ」と思うからです。

とかく未来SFは、宇宙戦争や機械による支配といった展開になりがちですが、「未来が話した言葉でつくられる」のだとすれば、そんなことばかり言ってたら、ホントにそうなっちゃいます。
鴨頭嘉人さんが説かれる『SOSの法則/そう、おもったら、そう』です 😊

つまり、幸せな未来に進みたいのであれば、『幸せな未来』について語るのが吉。
そうして思い描かれたイメージこそが、『ヴィジョン』です。

危機感をあおって何かを買わせたり、誘導したりする人には、そうしたヴィジョンはありません。
しかも、怖れの伝播や否定の連鎖はやがて憎しみにいたります。
戦争自体も、そうやって引き起こされますね。
「このまま黙って見過ごしていたら、わが国は滅びてしまうぞ」と。

そうやって、焦土が生み出されます。
それよりも、お互いの幸せを願う方がいいですね。

甘いでしょうか?

いやいや、甘くてもいいんじゃないでしょうか 😊
ジャムのぬられたパンと、真っ黒に焦げたパンがあるとしたら、どっちを食べたいでしょう?

精魂込めてジャムをつくってくれた人がいるからこそ、それを楽しめるわけです。


早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け

みんなで行くには進め方が大切ですね 😊


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AIが描いた画像のサンプル ▼▼▼

宇宙服を着た猫。「なめんなよ!」
ズングリとした、宇宙輸送船。
左右非対称のメイクって、どこかで出てくると思います。

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歴史の英知を共有していきましょう!

008:自分が最も大切なものを差し出す

良寛さんが子供たちに聞かせたとされる『月の兎』というお話があります。
お腹をすかせた老人のために、猿と狐は食べ物を探してきますが、何も見つけられなかった兎が自分の身体を焼いて、老人に供する物語りです。

このお話は、自己犠牲の美談として語られますが、初めて聞いた時には「ちょっとやり過ぎじゃないのかな・・・」と思ったものです。
すでに猿と狐が食べる物を老人にわたしているのですから、自分の命を落としてまで・・・というのは、度が過ぎる気がします。

ともあれ、『自分の一番大切なものを差し出す』という姿勢は、日本人の好むところと言えるでしょう。
程度の問題はあれ、お互いがそのようにふるまえば、なるほど大きな和ができそうです。

ところで、ある時、わたしもそうしたあり方を自分に照らしたことがありました。
小さい時から絵を描くことが好きで、長じて美大にまで行ったわたしは、何かにつけ『つくる』ことが好きでした。
今では、妻のおかげで、料理もそこにふくまれます。

つまり、わたしにとって一番楽しいのは『つくる』ことなんですね。
だったら、それを差し出すのが、好ましいあり方ではないだろうか?
そんな風に感じたのです。
『表現』という名のもとに、一番美味しいところを自分が食べて、残り物をお客様に差し出してはいないか? と。

まぁ、これはこれで、兎と同じく、ちょっと行き過ぎた考え方です。
料理のたとえで言えば、みんながみんなコックになりたいわけではなく、食べることだけを楽しみたい人もいます。
また、一番美味しいところを自分で食べるコックは、ほとんどいません 😊
とはいえ、一旦そのことをつきつめて考えてみたわけです。

『つくる楽しさ』を供することはできないだろうか? と。

実は、『トラスト・プロジェクト』には、その思いがこめられています。
大きな枠組みはわたしがつくりますが、それは言わばケーキの土台のようなもの。
クリームをどんな味にするか? どんな風に飾りつけるか? は、参加してくださる方にゆだねる企画です。

そう思って、いろいろ試行錯誤したのですが、実際には、なかなかうまくいききませんでした。
前述した通り、みんながみんなコックになりたいわけではないからです。
そもそも、コックになるには、かなり過酷な修行が必要ですよね 😅

ところが、AIの進化(中でも、画像生成AIの登場)は、事態を一変させました。
ほとんどの何の苦労もないまま、「なりたい」と思うだけで、一流のコック(=つまり、プロ級のイラストレーター)になれる環境になったからです。

原理的には、絵がうまくなりたければ、誰でもうまくなれます。
『絵を描くこと』は反射神経などとは関係ない穏やかな技術なので、練習を積み重ねればいいだけです。
問題は、もっぱら「それを身につけたい」と願う気持ちの強度と言えます。
しかし、画像生成AIは、その強度すら不要にしました。
使い方さえ覚えれば、一瞬です。
これ、やってみないと、もったいないですよね 😊

しかし、この変化に気づいている人は、まだけして多くはありません。
おそらく先頭を走っているのは、時代の寵児とも言える西野亮廣さんの『バンドザウルス』でしょう。


この軽やかさは、「さすがだなぁ」と思います。
正直、ちょっと悔しい 😊

西野さんの軽やかさに比べたら、わたしははるかに良寛さんよりです。
おじぞうだしね。
shit!

しかし、人にはそれぞれ得意な分野があり、向いているポジションがあります。
わたしの守備位置は、ビニウサさんが選んでくださった図に従えば、「カッコイイ」「アーティスティック」の角っこ。
その場所で、画像生成AIの楽しみをお伝えしていこうと思っています。

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現在、『トラスト・プロジェクト』の解説ページを、せっせと準備中です。
もうちょっと待ってね。


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遠くへ行きたいならみんなで行け

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AIが描いた画像のサンプル ▼▼▼

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未来の警察。なんだけど、ちょっと古めかしい 😊
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未来の住宅。というか、砂漠の住居。暑そぉ〜。
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未来の宇宙服.『STAR WARS』的な感じですね。

007:多様性のカナメは寛容さ

人間は、誰でもそれぞれにオリジナルな特性を持っています。
つまり、みんなが自然に生きれば、その社会はおのずと多様な展開を見せるはずなんです。
そのことわりに一旦目をつぶり、何かを『正しい』とするのは、あくまで一時的な取り決めのはずですが、往々にして取り決めは絶対的になりがちです。
結果、わたしたちの多くが『生きにくさ』を感じます。

そもそも『違っている』ことが当たり前になれば、正しさの強要は起こりません。
が、なかなかそうはいかず・・・
特に、日本は良くも悪くも『みんな同じ』を好んできたので、違いに対して神経質なんですよね。

ともあれ、時代は大きく変わりました。
世界経済のメインストリームは、大量生産をめざした工業社会から、ユニークなあり方を良しとする情報社会になっています。
これ、真逆と言ってもいいくらい、大きなルールチェンジですよね。
ヒットを打ったら一塁に走ることになっていたルールが、三塁側から走ることになるくらいの変化です。

別の切り口で言えば、戦争による兵器の消費を最大のイベントにした20世紀から、持続可能性を探る21世紀へのシフト。
正しさのぶつかりあいが戦争だとすれば、知的な冒険が好まれる時代になったと言えるでしょう。

ちなみに、『正』という漢字は、もともとお城(一)の前で(止)まっている軍隊を表した記号です。
言わば、軍事用語だったんですね。
道理で、厳しいはずです 😊

わたしはパラダイムシフトのかなめになるのは、『寛容さ』ではないかと思っています。

他人が自分と違っていても、「そういう考え方もあるよね」「自分が同じ境遇だったら、そう思うかも」と捉えられる想像力。
あるいは、自分がみんなと違っていても、無理やりねじ曲げない大らかさ。

それがあれば、世界は今より優しい顔を見せてくれるのではないでしょうか。


早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け

みんなで行くには進め方が大切ですね 😊


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AIが描いた画像のサンプル ▼▼▼

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防火服。宇宙服の素材や機能がフィードバックされている設定です。
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未来の宇宙服。個人的には、むしろ髪型が気になります 😊
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未来の建造物。ホテルの吹き抜けって感じですね。