このページには、設定=時代背景に関する情報を記載しています。
年代の区分等については、年表をご覧ください。
2023年現在、宇宙開発や宇宙旅行は一部の人たちの特別な活動ですが、飛行機がそうだったうように、やがては一般化していくはずです。
打ち上げなどのノウハウは共有され、参入障壁もドンドン下がっていくでしょう。
一方、現状考えられる技術の射程では、ひとまず火星や金星が活動の限界と言えます。
さらに遠く、太陽系の外にまで活動領域を広げるには、現在実現できていない技術を設定する必要があります。
そこで広がってくるのが『リアリティー』の溝です。
どちらが良い・悪い、正しい・間違っているという話ではありません。
「現在、実現の見込めていない技術に、リアリティーを感じられない」という感覚はもっともですし、逆に「これまでも、ずっと人間は未見の技術を開発してきた。今後はAIの力も借りられるのだから・・・」という考えにも理があります。
トラスト・プロジェクトでは、そうした各自の感じるリアリティーの違いをいたずらに闘わせることなく、棲み分ける形で運営をしていきます。
具体的には、AD 2111年にワープ航法に関する実験が本格化し、プレ宇宙開拓バブルが始まるという設定です。
現在の技術にリアリティーを感じる人は、2110年以前を。
まだ見ぬ技術に思いをはせたい人は、2111年でイメージをふくらませていただければ、いいわけです。
そして、ワープへの期待が高まれば、宇宙関連の機材メーカーが一気に立ち上がり、個性を競うことになるでしょう。
中でも宇宙服は、最も多様なデザイン展開が予想されるジャンルの1つと言えます。
当初は機能性の重視にとどまるはずですが、生産と活用が当たり前になれば、どんどんファッション性が発揮されるはずです。
そうした宇宙服メーカーの多様な展開が、AD2116年のテーマです。