58:美術史をテーマにしたメタバース空間

前回の記事の詳細です。

SUSHI DAOに参加すると、一人1区画の特製スペースがもらえます。
そこを自分で装飾していくわけですが、わたしは自分の中のど真ん中にある『西洋美術史』をテーマにしました。
哲学の小道ではありませんが、アバター同士で散歩をしながら、アートについて話ができる空間です。

教えを乞われれば、もちろんわたしの美術史観をお話ししますし、雑談もOK。
また、メタバースに関する、もろもろのご相談もお受けします。
そのために、ゆっくり座って話せる場所も準備しました。


展示スペースは、こんな感じです ▼▼▼
各世紀を代表する2〜3点の絵画を展示し、『視点』という切り口で、その時代の特徴を記述しています。


20世紀の代表は、パブロ・ピカソとマルセル・デュシャンです。
ただし、彼らの作品はまだ著作権が切れていないので、擬似的に体験できる仕掛けを準備しました。
ピカソに関しては、角度によって描写が変わることで、キュビスムの多視点を味わってもらえる仕掛け。


デュシャンに関しては、遺作へのオマージュを込めて、隠し部屋にしました。
いずれも、訪問していただくことで楽しんでいただける趣向です。
実際のメタバース・サイトはこちら ▼▼▼

https://www.spatial.io/s/Ozizo-Art-School-638c33f0646550000183fde2?share=4396191501230438477


ぜひ、お立ち寄りください 😊


57:おうちの設置/ワークショップ

いよいよ、SUSHI DAOの活動が本格化してきました。
本申し込みを受け付けはじめ、現時点で参加者は26人。
これを多いと見るか、少ないと見るかは観点次第ですが、個人の集まりが特別な広告などを打たずに、日本でほとんど知られていないサービスのコミュニティーをつくったわけですから、まずまずではないでしょうか。
目標はひとまず『50人』に設定しているので、今のところ、ちょうど半数くらいです。

そして、さっそく具体的な活動も始めています。
特製のおうちデータを配布し、それを展開してもらう流れです。
わたしは、設置の仕方などのレクチャー係を担当しました。
ちなみに、配布したデータはこんな感じです。


上から見ると、おもちゃのようにかわいらしい感じですが、そこはSpatial。
実際に配置すると、綺麗で迫力のある空間になります。

そして、こちらがわたしのスペースです。
今回は、『西洋美術史』をテーマにしました。
ルネサンスから今日までの500年を、ギュッと凝縮した内容になっています。

https://www.spatial.io/s/Ozizo-Art-School-638c33f0646550000183fde2?share=4396191501230438477

スペースの名前は『Ozizo Art School』としました。
教室で向かいあって話をするのではなく、散歩をしながらアート談義をするイメージです。
平日の午前中は、なるべくこのスペースにいようと思っています。

ぜひ、お立ち寄りください 😊

56:メタバースの没入感と第三者感

メタバースに入る際、ゴーグル派かPC派かと問われれば、わたしは完全にPC派です。

中には、「いやいや、それはメタバースとは言わないよ」という方もいらっしゃるでしょうが、それは表面的な見解の違いだと思っています。
ゴーグルの没入感はすごいので、それをもって『新しい時代』と主張される方の意見も当然うなずけます。

一方、PCでアバターを使う場合には、没入感とはむしろまったく逆のことが起きています。
タイトルでは、それを『第三者感』と呼びましたが、要するに深く入り込むのではなく、大きく引いてみる感じ。
敢えて言えば、『メタ視点』に近い感覚だと思います。

それを『人形遊び』と呼んだ方もいらっしゃいましたが、まさにアバターに自分の気持ちを重ねて活動する楽しさは、人形遊びに近いですね。
だからなのでしょう。
美しい空間を装飾できるスペーシャルの愛好者は、比較的年齢層が高めです。
きちんとした統計ではありませんが、感覚的には40〜50代の方が多いと思います。

かたや、韓国のファッション・メタバース『ゼプト』などは、アバター自体が着飾ることに比重がかけられており、そちらはもっと若い人が多いようです。
ことさら年齢差を強調したり、意識する必要はありませんが、世代の持っているリアリティの違いはありますよね。

それは「小さい時に何で遊んだか?」にも関わっているのかもしれません。



55:メタバースのセミナー

昨日(2022年12月3日)は、エイクエント主催のメタバース・セミナーに参加してきました。
4人の登壇者の方がいらっしゃったのですが、北村勝利さんと籾倉宏哉さんのお話は非常に含蓄にとんでおり、大きな学びでした。

北村さんのお話は、ハードの発達がコンテンツのふくらみを誘発してきた歴史を、とてもわかりやすくまとめられていました。
たとえば、平面のアバターが立体で動かせるアバターになると、情報量はざっと20倍になるのだとか。
コンピューターの発達と通信環境の整備が、そのアバターを動かせるようにしたわけです。
もちろん、かつてはテキストだけだったところから画像をやりとりできるようになった歴史もあります。

つまり、そうした歴史を意識するならば、メタバース空間を展開し、楽しめるようになっていくことは『至極もっともだ』と思えてきます。

一方、籾倉さんはメタバース・ワールドをつくっていくために必要なツールをたくさんご紹介くださいました。
特に印象的だったのは、Houdiniという3Dアプリ。
手作業で積み上げるタイプではなく、数値で造形物をコントロールしていくユニークなツールでした。

https://www.sidefx.com/ja/products/houdini/

54:メタバースが仕事になり始めました

このドキュメントは、ブロックチェーンやWeb3の動きに乗り遅れていたわたし(おじぞう)が、NFTアートの可能性に気づき、その活動を軌道にのせるまでの記録です。

ただし、このところは、一旦NFTアートには少し距離ができてしまっています。
毎日のN活(=NFT活動)はツイッターで続けていますが、それ以上の大きなアクションは起こせていません。
一方、プラスアルファ的に始めたメタバース活動の方は順調に育ってきています。
ここに来て、具体的な案件の受注もでき、お金になり始めました。
リリース前なので、具体的なことは書けませんが、1本は研修案件、もう1本は制作案件です。

研修の方は、スペーシャルの解説と運用、およびディスコードの設定と運用を担当します。
N活の一環でディスコードになじんでいたことが、ひょんなことで役立っている感じです。
本気でやれば、何ごとも無駄にはなりませんね。

一方、制作案件は、そのものスバリ、スペーシャル空間の制作。
3D制作アプリであるブレンダーを使える人と組んで、オリジナルのメタバース空間をつくるお仕事です。
こちらは、やっていて飽きないというか、あまりに楽しすぎてバーチャル空間から戻ってこれない感じすらあります。
このところ、仲間と『メタバースは人形遊びに似ているよね』と話していますが、まさにそんな感じです。


NFTアートの作品制作をしている時もそうでしたが、ここ1年ほどは『好き』がエネルギーになっています。
以前は、『正しいこと』を求める傾向が強かったのですが、ようやく肩の力が抜けてきた感じですね。

その意味で、NFTアートとメタバースのムーブメントには、大きな感謝をしています。
楽しく働けるのは、最高です 😊

PAGE TOP